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hide presents MIX LEMONeD JELLY 2016 開催決定!!

X JAPANのギタリストとして、ソロアーティストとしてミュージックシーンを駆抜けた「hide」
96年 'collector hide'のアンテナに触れたカテゴライズを越えたアーティストを集めたジャンルレスレーベル『LEMONeD』を立ち上げる

まだ「夏フェス」という言葉やカルチャーが存在していなかった1996年(FUJI ROCK FESTIVAL 1997~、SUMMER SONIC 2000~) hide完全プロデュースによるLEMONeDの所属ミュージシャンやゲーム、BMX、ファッションショー、ショップなどを融合させたイベント「hide Indian Summer Special」を千葉マリンスタジアム(現QVCマリンフィールド)で開催
97年には 「MIX LEMONeD JELLY」と題して、都内5ケ所のクラブでイベントを同時開催

パソコンがまだ普及していない中、各会場をインターネットで中継し、渡された地図とインターネット中継を頼りに、オーディエンスが直感のままにイベントを回遊するという異例のイベントだった。
hideは自分のアンテナに触れたものを通じて新しいサウンドやカルチャーをジャンルレスで発信し続けたアーティスト
このスピリッツを継承し「 MIX LEMONeD JELLY」を初回開催から20年目の2016年・夏、再起動!

『hide presents MIX LEMONed JELLY 1997』の始まりと、メインアイコン〈メタリック・ハードコア・キューピー〉が生まれるまで。
t.o.L(LEMONed Art director / musician)

1996年制作のファースト・コンピレーションアルバム『LEMONed』で生まれた、相反するイメージが融合し、新しい価値に転じるLEMONedヴィジュアル&コンセプト(「怖い」+「カワイイ」=「コワいい」)。
それをスタジアムライブで具現化したものが、同年行われた『hide indian summer special』でした。
そこでは、同年発表されたhideの2ndアルバム『PSYENCE』から歪んだギターリフとミニマル・シークエンスが渦を巻き、ステージ上でモデルたちが踊り狂い、巨大なハーフパイプをスケーターたちが滑走。
ライブというより、見たことのない「コワいい」イベントスペースが出現しました。
翌1997年、アルバム『PSYENCE』を気鋭のDJがリミックスしたアルバム『tune-up』を発表。
その流れの中で、同年、都内の複数のクラブを横断するALL NIGHT CLUB EVENT『hide presents MIX LEMONed JELLY 1997』開催が決定。
参加したt.o.Lにとっては、すべてファースト・コンピレーションアルバム『LEMONed』からつづく、「コワいい」=LEMONed的世界観からブレないhideさんの、一貫した意思を感じます。

『MIX LEMONed JELLY 1997』のヴィジュアルイメージは、やはり「コワいい」の進化ヴァージョンを目指し、まずhideさんから「カワイイ」=〈キューピー〉というアイコン案が出ました。
『LEMONed』的に必要な、「カワイイ」の対としての「怖い」的イメージ創造のために、t.o.Lは頭を悩ませた記憶があります。
肌色でやわらかい〈キューピー〉イメージを反転させるため、〈カワイイキューピー〉の姿形のままCGでモデリングし、全身ギラギラメタリックに。当時興味をもっていたトライブ・タトゥを彫り、ピアス&臍ピアス、シルバーアクセはスカル&ボーンを。
〈キューピー〉がもつ普遍的に「カワイイ」イメージに対抗するため、「怖い」的イメージの「盛り」がエスカレートしていきました。
ほぼ同時期にLEMONedレーベル発、海外アーティストの未発表音源を中心に集めたコンピレーションCDアルバム『hide LEMONed WORLDWIDE COMPILATION WooFer!! 』を制作していました。
ジャケットヴィジュアル(メタリックCGロゴ&「×」印クマキャラ)制作でも感じた、やはり「コワいい」=LEMONed的世界観からブレないhideさんの意思。
それが生み出したものが、〈コワいいキューピー〉である〈メタリック・ハードコア・キューピー〉だったと思います。

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